とび職人は、他の職業と比べると独立して個人事業主になるチャンスが多いのが魅力です。
普通の会社員が独立して個人事業主になる場合、「脱サラ」などと言われ清水の舞台から飛び降りる覚悟がいるようなことです。
もちろん、とび職人の場合も覚悟が必要ですが、独立するケースが多く周りの人にいろいろ聞いたり人脈を生かしたりしやすいため、独立しやすいのです。
ここでは、とび職人が独立するために必要なことと、独立によって得られるメリット・デメリットについてお話ししましょう。
親方に必要なのは技術と経験、そして体力
親方として部下を何人も使って仕事をするためには、ゆるぎない技術と豊富な経験が必要です。
部下に仕事を教え、導く必要があるからです。
また、親方の実力が、そのまま独立したあなたの会社の実力になります。
技術と経験も重要ですが、暑い夏場などに一日中外で働くとび職人には、強靭な体力が求められます。
部下が暑さで潰れたときなど、親方が代わりに穴埋めしなければならないかもしれません。
技術と経験、そして体力、親方にならなくてもとび職人になるためには求められる資質です。
まして、親方になるのならば、より高度なレベルの実力が求められます。