とび職人と言えば、屋根の上などに上って仕事をするなどという、危険な仕事なイメージがあります。
でも、だからこそ高いお給料がもらえるというメリットもあります。
ここでは、腕一本で高給取りになれるとび職人の魅力について、お話ししたいと思います。
とび職人の仕事は危険?いえ、しっかりした技術があれば大丈夫なんです!
とび職人の仕事は建物の改修工事に必要な足場を組んだり、重機を操ってビルを建設したりします。
これらの仕事で共通しているのは、高所に上がって作業をするということです。
地上何十メートルにもなる高所で作業をするため、常に危険と隣り合わせの仕事です。
もちろん、常に危険にさらされる仕事なので、危険対策もきちんと講じられています。
高いところに上がる際には、必ず命綱を装着して安全帯というベルトをするのが規則になっています。
危険は高所にだけあるわけではありません。
地上で作業する際にも、危険は存在します。
例えば、足場に必要な鉄骨や建築に必要な木材などを重機で持ち上げる際には、落下の危険もあります。
建築現場の事故で落下事故と並んで最も多いのが、「感電」です。
夏場に汗をかいた状態で仕事をしていると、電気を通す金属製の足場によって感電する事故がよく起こります。
ですから、ゴム底の靴や厚手の手袋を着用するなどの対策がとられているのです。
他にも、夏場に厳しい日差しが照り付ける中で一日中作業をするため熱中症になる危険や、冬場に寒い中野外で作業をすることで体調を崩すなどといった大変さもあります。